こんにちは!仁依菜です。
お仕事の方(カラーセラピー)のホームページをリニューアルしていて寝不足です。
これまでは寝不足が続いてもビクともしないのが自慢だったのですが、さすがにそろそろ
ムリがきかないお年頃になってきたようで、疲れが溜まってきています。
こんな時は、体にいい物を食べて、ゆっくりお風呂に入って、ぐっすり眠るに限りますね。
さて、今回はそんな時にぜひ食べたい「乳酸キャベツ」を作ってみました。
作ってみたシリーズの第3弾です。ぜひお読みください。
乳酸菌は2種類あります
キャベツには乳酸菌が含まれていることをご存知ですか?
乳酸菌といえば、真っ先に思い浮かぶのはヨーグルトですね。
ヨーグルトやチーズなどの乳製品には動物性乳酸菌が含まれています。
一方、キャベツに含まれているのは植物性乳酸菌です。
他の食べ物で言えば、キムチや納豆に含まれているのが植物性乳酸菌です。
醤油や味噌、日本酒にも含まれています。
健康のために毎日ヨーグルトを食べているという方は多いと思います。
私も毎朝食べています。
ただ、残念ながら動物性乳酸菌のほとんどは胃酸にやられてしまい、生きたまま腸に届くものはとても少ないです。一部の乳酸菌だけが「生きて腸に届く」とCMで言うぐらいですからね。
一方、植物性乳酸菌は他の細菌などと共存する性質があるため、胃酸で分解されにくく、生きたまま腸に届きます。この生きたままの腸に届いた乳酸菌は、分解されてしまった乳酸菌にくらべて10倍も腸内環境を整える力があると言われています。
じゃあ、植物性乳酸菌だけ摂取すればいいの?と思いますが、そうではありません。
胃酸で分解される動物性乳酸菌は植物性乳酸菌が活発に活動するための餌となります。
動物性乳酸菌と植物性乳酸菌の両方を摂ることが腸内環境を整えるためには必要です。
乳酸キャベツとは
乳酸キャベツはキャベツについている乳酸菌を発酵させ乳酸菌を増殖させたものです。
植物性乳酸菌がたっぷり入った健康食品といえます。
そんな乳酸キャベツ、とても簡単に作ることができます。さっそく作ってみましょう!
材料(作りやすい分量)
キャベツ 1玉
粗塩 小さじ4
きび砂糖(他の砂糖でもよい) 小さじ1/2
作り方
1. キャベツの外葉は取り除きます。洗った場合は水気をしっかり切っておきます。
キャベツの葉には乳酸菌がついているので、洗わなくても大丈夫です。
2. 千切りにします。芯の部分も食感が変わっておいしいので使っていきます。
細かいほど発酵しやすくなります。
3. 切ったキャベツの半量をジッパー付の保存袋(Lサイズ)に入れ、小さじ2の塩を
入れて混ぜます。すぐにしんなりとします。
4. 残りのキャベツと塩、砂糖を入れて、袋の上からよく馴染むように揉みます。
5. 手でギュッと押して、袋の中の空気をよく抜いて袋の口を閉じます。
6. 重し(500mlペットボトル3本分ぐらい)をして、3日~6日常温で置いておきます。
出来上がった乳酸キャベツは熱湯消毒した瓶などに入れて冷蔵庫に入れておけば1ヶ月程度保存ができます。
以上(あぁ、簡単)
賢明な方はもうそろそろお分かりでしょう。
作ってみたシリーズは簡単なものしか作りません!ただひたすらキャベツを千切りする。
今回がんばったのはこれぐらいです。
いや、でもですね、ひたすらキャベツを切っている間、いろんなことを考えたんですよ。
『私、とんかつ屋さんのバイトじゃないよね』
『あぁ、スライサーか千切りピーラー使えばラクだったよね、コレ』
『ていうか、キャベツと塩、砂糖だけで本当に発酵するの?』
『発酵ってことは、酸っぱくなるんだよね。酸っぱいキャベツ・・・?んっ・・・?
それって、ザワークラウトなんじゃないの?』
はい、仁依菜さん、正解です。実は乳酸キャベツ=ザワークラウトなんです。
ザワークラウト。ドイツのソーセージ料理の付け合せの酸っぱいキャベツです。
↑ これですね
乳酸キャベツなんていうもんだから、なんだか目新しいものかと思っちゃいました。
ただ、実際に作ってみて、こんなに簡単にできるの?!という驚き(だって、揉んで放置)と、自分で作った時のお安さ(我が家のご近所のスーパーでは毎日キャベツが1玉99円♪)に、もっと早く作ればよかったと思いました。
乳酸キャベツを食べてみる
作っている過程で4日目ぐらいから急激に水分がでていました。
5日目には水分が泡立ったような状態になりました。この泡立ちが発酵の証だそうです。
発酵させる期間は室温によって異なるようなので、様子を見て時には味見をします。
今回は5日間発酵させました。
できあがった乳酸キャベツはこちら
思っていたよりも酸味はマイルド!キャベツの甘みを感じます。
発酵させることで、うまみ成分であるグルタミン酸が6.5倍もアップするとのことで、生で食べるよりも断然おいしいです。
キムチと同じで保存している間も発酵が進むので、どんどん酸味が増していきます。
乳酸キャベツはそのままで食べるもよし。酸味が強くなってきたら、煮込み料理に使うとおいしくいただけるそうです。
今回は塩と砂糖だけで作りましたが、好みでスパイス(胡椒やローリエ、唐辛子など)を入れて作ると風味が増しておいしそうです。
とりあえず冷蔵庫に一瓶入っていれば、ちょっとビールをいただくときのおつまみにもなりそうです。なにしろ1ヶ月保存できるというのはありがたいです。
ちょっと野菜不足の時、お腹の調子を整えたいなという時、大活躍してくれると思います。
キャベツは食物繊維やビタミンも豊富な野菜です。
キャベツに含まれるビタミンU(別名:キャベジン)は肝臓の解毒作用を活性化させるためデトックス効果もあります。
今回は冬キャベツで作りましたが、柔らかくて生食に向いている春キャベツで作ると、より発酵しやすくていいそうなので、次は春キャベツで作ってみたいと思います。
簡単で体にいい乳酸キャベツ、みなさんも作ってみてはいかがですか?
最後までお読みいただきありがとうございます。
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仁依菜
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