2021年になりました。
昨年は新型コロナウイルスの影響で生活様式が大きく様変わりした一年でした。今年は明るい年にぜひしていきたいものですね。
こんにちは!『色とりどりな生活』管理人 仁依菜( @irotoridori_217 )です。
私にとっては何かと辛いことが多かった2020年。
その中でも5月の終わり頃から苦しめられた胆石による痛みは、ついに手術を決意するまでのものとなりました。
昨年から胆石闘病記を綴っておりますが(本当は2020年中に終えたかった)、今となっては人生初の入院生活としてはなかなか厳しいタイミングと重なっていたんだなと思わずにはいられません。
ただ、この経験をしっかりと記しておくことで、これから先、また困難なことに立ち向かわなければならないときに自分自身を励ますことができるのではないかと思っています。
この記事を読んでくださる方の中には、胆石だけでなく何らかの病気と闘っているという方がいらっしゃるかもしれませんね。この記事が少しでも参考になれば幸いです。
では、前回の続きからどうぞお読みください。
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仁依菜さん、大腸検査もやるってよ
入院の10日前
まずは貧血の状態を確認するために血液検査を受けます。
息切れなどの症状は処方された鉄剤を飲むようになってからはかなり落ち着いています。
血液採取の後にしばらく待たされた後、内科の診察室に入るとM先生から
「数値としてはかなり貧血が改善されてきている結果が出ています。先日の胃カメラの検査結果では異常はなかったですし、婦人科の方でも検査をしているとは思いますが…気になるんで大腸検査もやりたいんですよねぇ」
と衝撃の一言が。。。
「大腸検査ですか?!」
もう…上からも下からも体の至る穴にカメラを入れられるのかと呆然とするしかありません。
「貧血があるということはどこかから出血があると思うんですよねぇ」
相変わらずテンション低めのM先生は「無理にとはいいませんけど、まぁ、やっといた方がいいと思います」と淡々と話します。
「ただ、手術よりも前にもう予約が入れられそうにないんですよねぇ。大腸検査なんですけどね、手術前と後ではおそらく前の方が痛みが少ないと思うんですけど…どうします?」
いやいや、どうします?っていっても、もう手術前には予約入れられないんでしょ?
でも、検査はした方がいいんでしょ?
私は腹を括って「手術後でいいので、予約をお願いします」と大腸検査もお願いすることにしました。
手術より苦しいことがあるなんて、この時は思ってもみなかったのです。
内科の診察の後は婦人科で予約しておいたCT検査です。
婦人科で受けたCT検査
胆石の発作がでるようになってからというもの、何度CT検査を受けたことでしょう。しかし、今回は婦人科の検査のためのCT検査ということで今までよりも下腹部を重点的にCT画像を撮りました。
画像はすぐに婦人科の先生のところへ送られているようで、検査を終えてしばらく経つと婦人科の診察室へ呼ばれました。
CT検査の結果もエコー検査と同じで子宮筋腫が2つあるという診断でした。
大きさは3.5センチほど。
一つは子宮の外側に、そしてもう一つは子宮の内側にありました。
外側にある筋腫は特に症状を引き起こすものではありませんが、内側にある筋腫は過多月経や月経痛を引き起こす原因になると言われてます。
私の場合も子宮の内側にある筋腫が原因で出血量が多くなり貧血の症状が出ているのではないかと考えられます。
子宮筋腫自体は30代から40代の女性の2~3人に一人は持っていると言われ、ごく小さな筋腫を含めるとほとんどの女性が持っているありふれた病気です。
症状が特になければ治療も必要としませんし、年齢やライフスタイルによっても治療のアプローチが異なります。
「手術をして子宮を摘出するという選択もありますが、どうしますか?」
婦人科のS先生は穏やかな声で私に尋ねました。
これから胆嚢の摘出手術をするというのに、これで子宮まで摘出したら…と考えるとさすがにそれは避けたいと思いました。
妊娠・出産という選択肢は私の人生にはすでになくなっていますが、それでも子宮を摘出するというのは女性としてかなりの決断です。
私の周りにも癌などの病気で子宮を摘出している女性が複数いて、摘出後のホルモンバランスの乱れから体調に大きな変化が現れていることは知っています。
「子宮は残して他に治療の方法はありますか?」と私はS先生に尋ねました。
S先生は子宮にミレーナ(ISU:レボノルゲストレル放出子宮内システム)を装着することによるホルモン療法について説明してくれました。
過多月経の場合は保険適用対象となるため1万円程度の費用で済むこと。
5分ほどで子宮内に装着することができること。
効果は5年ほどあり、不正出血などの副作用は多少あるものの私の症状にとってはメリットの方が大きいであろうとのことでした。
その日は資料だけもらい、胆嚢摘出後の内科受診日に婦人科の受診予約も入れて診察室を後にしました。
いよいよ噂のPCR検査へ
私が通っている総合病院は基本的に午前中のみの診察で、午後になると患者さんの数がぐっと減ります。
しかし、血液検査室の前の待合室だけは午後になっても多くの患者さんが集まっていました。入院予定がある患者さんを対象にPCR検査をするため、広い会議室が用意されていました。
予約していた番号が呼ばれると、広い会議室の中に入るよう促されます。
中には検査対応をしてくれる看護師さん一人のみ。
椅子に腰かけると看護師さんが飛沫を浴びないように斜め後ろから鼻の中に長ーい綿棒を挿し入れてきます。
グリグリグリグリグリ~~~!!
「ごめんねー、痛いよねぇーーー」と言いながら看護師さんは容赦なく私の鼻の奥へ綿棒を突っ込みます。
泣きましたね。
でも、これも安心して入院・手術を受けるために通らなければいけない道。
痛みをぐっと堪えて検査をしました。
結果がもし陽性だったら当日中に電話連絡しますとのことで、その日の検査は全て終了しました。
個室にしますか?それとも大部屋?
PCR検査の後は入院に関する説明を受けるために入院センターへ案内されました。そこでは、服用している薬の確認や入院に伴って準備すべきものの説明がされます。
最近は入院の際にほぼ手ぶらで行けるんですね。
1日400円足らずの負担で毎日交換してくれる寝巻とフェイスタオルとバスタオル、そして洗面用具が使えると案内されました。
私の入院は6日間の予定なので、わざわざパジャマを購入したりタオルを途中で洗濯したりという手間を考えると、病院で用意してくれるものを使う方が効率が良いように思えます。
もし利用するのならば入院当日に申し込めば良いというのも手軽に使えるいい制度だと思いました。

短期の入院ならばレンタル品の方が楽チンですね♪
最後に病室の選択です。
特別室・個室・4人部屋から選ぶことができるようになっています。
これまでも検査費用でかなりの出費をしていますし、手術代もそれなりにかかることを考えて4人部屋にしました。
入院当日に受付へ提出する同意書をもらってその日の説明は終了しました。
これでPCR検査の結果が陰性ならば、あとは入院当日に病院へ来るだけです。
PCR検査は費用負担ゼロ。
血液検査とCT検査の料金を支払って病院を出ました。
病院を出るときにもまだ鼻の奥に違和感が残り続けたのでした。
胆石闘病記録⑩につづく。。。
前回までをお読みにないたい方はこちらからどうぞ↓








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仁依菜
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